トップメッセージ

トップメッセージ

変化し続けるフードサービス産業の中で、
これまで以上にお客様に寄り添い、
持続的で豊かな社会の実現のため、
社会課題の解決に貢献できる「進化する企業」を目指します

ホシザキ株式会社
代表取締役社長 小林 靖浩

フードサービス産業の多様なニーズにトータルに応える

近年、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、持続可能な社会の実現に向けて国際的な動きが加速しています。日本政府も2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量などの温室効果ガスを実質ゼロにするとの政策目標を表明するなど、社会を構成する一員として、企業にも今まで以上の積極的な取り組みが期待されています。当社グループは、お客様のみならず社会に貢献できる「進化する企業」を経営理念に掲げ、気候変動問題への対応や安全・安心な豊かな食環境づくりなどの社会課題の解決を目指し、日々の生活に不可欠な「食」に関わるさまざまな分野で事業を推進しています。

「食」に対するニーズは時代の変化とともに多様化し、領域も広がり続けています。当社は、2016年7月に「ホシザキ電機株式会社」から「ホシザキ株式会社」に社名を変更し、厨房機器メーカーからあらゆる業界の「食」を支えるフードサービス機器メーカーへと転換を図りつつあります。当社を取り巻く環境の変化に応じて、フードサービス産業の多様なニーズに応える中で、的確に社会の課題を解決していくことこそが当社グループの存在意義と考えています。

課題解決のパートナーとして、お客様に寄り添う

当社グループの特徴は、製販一体の総合力を活かしながら、お客様との対話を何よりも大切にし、様々な販売チャネルを通して(日本国内では主に直販にて)製品・サービスを提供できるという点にあります。高い技術力で高品質・高性能な製品を開発・製造することと、刻々と変わるお客様のニーズを汲み取るきめ細やかなサービス・サポート体制を確立することで、フードサービス産業全体に対して価値提供をおこなうことを目指しています。

フードサービス機器には、食材の鮮度の維持や長期保存など、「食」の安心の確保が欠かせません。そこで、長期保存と適切な温度管理を可能とする冷却及び高精度温度管理技術、IoTを活用し多数の冷蔵庫をオンタイムで管理するシステムなどを提供し貢献しています。フードサービス産業で顕著な課題となっている人手不足に対しては、食器洗浄機、ディスペンサー、スチームコンベクションオーブン(日本国内のみ)等、省力化機器のご提案や、調理方法(ニュークックチル等)、効率的なレイアウト(作業動線)等のご提案を通じて、効率化・快適化・省力化の実現を図ってきました。

一方、フードサービス産業を取り巻く法規制も時代に応じて変化しています。例えば日本国内では、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)に沿った衛生管理がすべての食品等事業者に義務づけられ、特に小規模な飲食店は対応に追われています。そこで当社グループは、日本全国で約600名のコンサルタントを配し、お客様の事業規模に応じたHACCP導入のサポートや機器導入の支援をおこなっています。

2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞は、フードサービス産業を直撃しています。主に日本国内での事例となりますが、当社グループのお客様でも、店舗でのメニュー提供ができなくなったため、テイクアウトや宅配サービスの新規導入を検討されるケースが多く見られました。「今まで店舗で楽しんでいただいていた料理と同じ品質、同じ味を、ご家庭で楽しんでいただきたい」という新たなニーズも生まれています。そうしたお客様を支援すべく、新メニューの開発や容器包装の提案、宅配専門キッチンでの効率的な厨房機器の導入、さらには公的支援制度(補助金や助成金)のご紹介など、当社グループの持つノウハウを活用し、これまで以上にお客様に寄り添った活動を展開しています。

持続的成長を目指して

当社グループは「良い製品は良い環境から」の経営姿勢を掲げ、経営の透明性の確保や事業活動と環境との調和、働きやすい職場環境の構築などを通じて、多くのステークホルダーの皆さまから信頼される企業づくりにつとめてきました。

近年、環境・社会・ガバナンス(ESG)の取り組みの重要性が高まっており、グローバルな社会課題の解決に向けて企業に求められる役割は一層大きくなっています。こうした動きの中で、当社グループを取り巻くさまざまなステークホルダーの皆様の声を真摯に受け止め、誠実にその期待に応えていくためにも、ESG活動を重要事項と位置付け、取り組んでいます。

長期間にわたって稼働し続けるフードサービス機器にとって、省エネルギー・低環境負荷・長寿命は重要な課題です。当社グループは創業以来、省エネ技術の追求やノンフロン化など気候変動対策に貢献する製品の開発・普及につとめてきました。さらに、お客様がご使用になっている製品を保守メンテナンスし、パーツの定期的な交換で消費電力量を抑えて長く使っていただくことも、大切なサービスと考えています。加えて、豊かな工場環境の整備や生産活動にともなう環境影響の極小化にも取り組み、事業全体を通じた環境負荷削減に取り組んでいます。また、お客様のご期待と信頼に応える品質保証やサービス・サポート体制の構築や、社員が個々の能力を最大限に発揮し、意欲とやりがいを持って活躍できるよう、働きやすく安全で、多様性を重視した職場環境づくりを推進しています。さらに、当社グループの持続的成長の基盤をより強固なものにすべく、実効性の高いコーポレート・ガバナンス体制の構築、およびコンプライアンス・内部統制の強化に継続的に取り組んでいます。

当社グループは、将来の世代への責任を果たし、より良い未来を築くため、全社員の力を結束し、事業を通して社会課題の解決に貢献するとともに、持続的成長を目指していきます。

ステークホルダーの皆さまには、引き続き温かいご理解・ご支援をお願い申し上げます。