プレスリリース

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お知らせ 2025.10.15

「2025年度グッドデザイン賞」で初※1の4製品同時受賞

6年連続受賞※1で連続受賞記録も更新

 

 総合フードサービス機器メーカーであるホシザキ株式会社(本社:愛知県豊明市、代表取締役社長:小林靖浩)は、公益財団法人日本デザイン振興会主催の2025年度グッドデザイン賞において、4製品が「グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。ホシザキとして、4製品同時受賞は初、「グッドデザイン賞」受賞は6年連続で連続記録更新、受賞歴は1990年度の初受賞以来、計14回・23製品となります※1。 

 

受賞製品(写真左から、*の画像は代表機種) 

・真空マイクロ波解凍機 HVM-8TA3-T 

・製氷機 IMシリーズ Pタイプ* 

・業務用冷凍冷蔵庫 テーブル型 Jタイプ* 

・業務用冷凍冷蔵庫 タテ型 Bタイプ*

 

 

 ホシザキは、製品デザイン思想「Solid(堅牢で機能的なデザイン)」「Unified(統一性と一貫性を備えたデザイン)」「Standard(業界基準となる普遍的なデザイン)」に基づき、業務用機器に求められる堅牢性と機能性を堅持しながら、無駄を排し、機能と誠実に向き合うデザイン姿勢のもとに、ホシザキらしい独自の魅力や使用環境全体の統一感、機能美を追求したデザイン開発に取り組んでいます。 

 ホシザキは今後も、時代に即したモノづくりと当社の製品デザイン思想に基づくデザイン開発を積極的に推進していきます。

 

■受賞製品の詳細

製品名称(型名)真空マイクロ波解凍機(HVM-8TA3-T)
 

製品概要

食品スーパー、回転寿司チェーン店、コンビニエンスストア、焼肉チェーン店などでの魚介類や肉の解凍を目的とした業務用解凍機。真空冷却とマイクロ波加熱を組み合わせた独自の解凍技術により、食材本来のおいしさを保つ高品質な解凍が可能です。自動制御とシンプルなUI(ユーザーインターフェース)にて誰でも短時間で効率的な解凍を実現します。 

https://www.hoshizaki.co.jp/p/vacuum_microwave/

デザイン面での工夫

直感的で分かり易いグラフィックを採用した液晶タッチパネルUIを搭載しました。オール金属製(ステンレス)を基軸に、耐食性に優れる素材の採用、高真空に耐えうる堅牢な構造にこだわった機能的なデザインとしました。

出荷開始時期

2025年7月

審査委員による評価コメント:(原文)

真空冷却とマイクロ波加熱を組み合わせた独自技術により、食材本来のおいしさを損なうことなく解凍できる点が特筆される。 

堅牢なステンレス構造に加え、作業台としての実用性を兼ね備えたデザインを採用し、さらに視認性に優れ直感的な操作を可能にする液晶タッチパネルを搭載することで、作業者の利便性を高めている。高い機能性を保持しながら、省スペース性と使用環境への調和を実現している点も高く評価できる。プロフェッショナルな現場にふさわしい存在感と佇まいを備えた製品である。

 

製品名称(型名)製氷機 IMシリーズPタイプ
 

製品概要

主に飲食店で使用されるアンダーカウンタータイプの業務用製氷機シリーズ。全機種に地球温暖化係数の低いノンフロンの自然冷媒を採用し、環境負荷を大幅に低減しました。製氷室を低温に保つ「保冷制御」で衛生面を改善、前面着脱式フィルターと点検ランプなどによりメンテナンス性を向上させました。 

https://www.hoshizaki.co.jp/p/ice-engine/cube/feature/

デザイン面での工夫

ステンレスを基調とした厨房環境や、当社製品との並列設置時に調和するグレートーンを採用しました。清掃性やメンテナンス性を高めるとともに、吸排気設計を最適化した機能的なデザインとしました。

出荷開始時期

2025年4月

審査委員による評価コメント:(原文)

業務用製氷機における環境負荷、衛生性、作業負担といった複合的な課題に対し、自然冷媒の標準採用や保冷制御機能、メンテナンス性などの様々な改善で応えた点が評価された。厨房機器分野では冷媒転換の遅れや衛生管理強化への要請が重なり、現場の困りごとが顕在化しているのに対し、全機種を自然冷媒化した姿勢は業界全体の変革を促す可能性を持ち、衛生性や操作性の向上は飲食・福祉など幅広い分野での安心や安全につながっていくだろう。 

ステンレスとグレートーンによる控えめでシンプルなデザインは、過酷な現場に耐えながらも意匠性を損なわず、誠実な進化を体現するプロダクトとなっている。

 

製品名称(型名)業務用冷凍冷蔵庫テーブル型 Jタイプ
 

製品概要

主に飲食店や厨房で使用されるテーブルタイプの業務用冷凍冷蔵庫。標準ラインナップ全機種で自然冷媒を採用し、環境負荷を低減しました。IoT連携によりHACCP対応機能の搭載も可能です。シンプルで機能的なデザインと豊富なバリエーションにより、様々な使用環境に調和します。 

https://www.hoshizaki.co.jp/p/f-refrigerator/table/

デザイン面での工夫

当社が業務用冷凍冷蔵庫にいち早く取り入れた、清掃性・耐久性に優れる、1枚のステンレス板から成形するドア一体成形ハンドルベースや厚肉一体成型ハンドルのデザインを踏襲しつつ、よりシンプルで使いやすさを高めた機能的かつ普遍的で時代に左右されないデザインを目指しました。

出荷開始時期

2024年12月

審査委員による評価コメント:(原文)

この業務用テーブル型冷凍冷蔵庫の特徴は、時代を超えた洗練されたデザインである。流線型の工業デザインには、一体型のハンドルとステンレス製の清掃しやすい表面を特徴としており、フードサービス業において必須要件である高い衛生レベルを確保している。全てのモデルで環境に優しい自然冷媒を使用し、温室効果ガス排出量を大幅に削減している。 

IoT接続により、HACCP対応、遠隔監視、より効率的なメンテナンスを実現している。110種類以上のバリエーションを展開するこの冷凍冷蔵庫シリーズは、業務用厨房に最適なスマートで持続可能な選択肢となる。 

全体として、この設計は耐久性、衛生性、高い製造品質を優先しており、一貫性のある設計思想が貫かれています。

 

製品名称(型名)業務用冷凍冷蔵庫タテ型 Bタイプ
 

製品概要

主に飲食店で使用される業務用冷凍冷蔵庫。標準ラインナップ全機種で自然冷媒を採用し、環境負荷を低減しました。IoT連携によりHACCP対応機能の搭載も可能です。シンプルで機能的なデザインと豊富なバリエーションにより、様々な使用環境に調和します。 

https://www.hoshizaki.co.jp/p/f-refrigerator/vertical/

デザイン面での工夫

当社が業務用冷蔵庫にいち早く取り入れた、清掃性・耐久性に優れるドア一体へこみ成形ハンドルベースや厚肉一体成型ハンドルのデザインを踏襲しつつ、よりシンプルで使いやすさを高めた機能的かつ普遍的で時代に左右されないデザインを目指しました。

出荷開始時期

2024年12月

審査委員による評価コメント:(原文)

この業務用冷凍冷蔵庫シリーズの傑出した特徴は、時代を超越したエレガントなデザインである。滑らかな工業デザインは、一体型のハンドルとステンレススチール製の清掃のしやすい表面を特徴としており、フードサービスにおいて必須要件である高い衛生レベルを確保している。全てのモデルで環境に優しい自然冷媒を使用し、温室効果ガス排出量を大幅に削減している。 

IoT接続により、HACCPの遵守、遠隔監視、より効率的なメンテナンスをサポートしている。250以上のバリエーションがあるこの冷凍冷蔵庫シリーズは、業務用厨房向けのスマートで持続可能な選択肢となる。 

全体として、この設計は耐久性、衛生、高い製造品質を優先しており、一貫性のある工業的設計思想が貫かれています。

 

■関連サイト 

「HOSHIZAKI DESIGN」サイト 

 

グッドデザイン賞公式ウェブサイト 

 真空マイクロ波解凍機 

 製氷機 IM-Pシリーズ 

 業務用冷凍冷蔵庫テーブル型 Jシリーズ 

 業務用冷凍冷蔵庫タテ型 Bシリーズ 

 

1:受賞者(ホシザキ株式会社)調べ(グッドデザイン賞ウェブサイトの受賞ギャラリー参照)。 「初の4製品同時受賞」は同一デザインのシリーズを1製品として。1990年度の恒温高湿ネタケースの4製品受賞は、当時はサイズが異なる場合は個別応募となっていたためです。現在は、同一デザインのシリーズを1製品として応募できる方式に変更となっています。

 

自然冷媒化宣言