電解水は、私たちの生活の中でも身近な「食塩水」から作ることができます。下の図のように食塩水を、隔膜を介して電気分解すると、陽極(プラス)側に酸性電解水が、陰極(マイナス)側にアルカリ性電解水が生成されます。2つの電解水は、それぞれが衛生管理に役立つ、異なった特徴を持っています。
プラス電極側に生成された「酸性電解水」は、殺菌力の高い次亜塩素酸(HClO)を多く含んだ「除菌効果」のある水です。
マイナス電極側に生成された「アルカリ性電解水」は、タンパク質の溶解や油脂を乳化させる力を持った「洗浄効果」のある水です。
強酸性電解水
有効塩素濃度:20〜60mg/kg
電解水pH:pH2.7以下
用途:調理器具の除菌や食品の殺菌に使用
強アルカリ性電解水
電解水pH:pH10.5以上
用途:調理器具の洗浄に使用
弱酸性電解水
有効塩素濃度:10〜60mg/kg
電解水pH:pH2.7〜5.0
用途:調理器具の除菌や食品の殺菌に使用
弱アルカリ性電解水
電解水pH:pH8〜10
用途:洗浄効果が弱いため用途なし