庫内の平均温度が80℃に達してから、運転時間のカウントをはじめます。季節や気温にかかわらず、確実な設定温度と時間で消毒・乾燥を実行します。
天井面、左右側面、底面の4面から送り込む熱風が、全体に行き渡って庫内の温度を等しく昇温。さらに、食器などに熱風をきちんと導く「エアガイド付きパイプ棚」を採用しています。
熱風の吹き出し部と吸い込み部に設置された2ヵ所のセンサーで、庫内の温度をしっかり把握。収納物を最短時間で昇温できるよう、可能なかぎり温度を均一に保ちます。
約30分で庫内の温度が80℃に上昇(室温30℃の場合)。高温の熱風をすみずみにまで循環させます。
※5カゴ単相100V仕様:HSB-5S(P)Cは、三相200V仕様に比べ昇温時間が長くなります。(50Hzの場合、15〜25分/60Hzの場合、20〜30分程度長くなります)
設定温度に到達後、15分間はダンパーを閉じたまま、収納物に残った水分から出た蒸気を逃さず「消毒運転」を実行。その後、ダンパーを開放して「乾燥運転」をおこなうことで、効果的で確実な消毒・乾燥を実現します。
ダクト内を掃除できるため、庫内に循環する空気をいつも清潔に保てます。
汚れがたまりにくく、水切れが良いため、庫内を手早くかんたんに掃除できます。
万一、破損しても交換できるため、最小限の修理で済みます。
フラット形状のハンドルは手軽に掃除でき、消毒後の「二次汚染」防止に役立ちます。
庫内の熱モレを防ぎ、省電力に役立ちます。
害虫の侵入を防ぎ、庫内を清潔に保ちます。
運転中の停電に備えて、「運転リスタート」「中断表示のみ」という2つの対処モードを設定可能。あらかじめいずれかを操作パネルで選択してください。
3種類の温度過昇防止センサーを採用。万一の故障時も、庫内の異常な温度上昇を防ぎます。
運転中にドアを開けた際は、ヒーターとファンモーターが自動で停止。作業者に熱風が吹きかかるのを防ぎます。
90℃設定の運転時でも、開閉時に熱くなった扉に直接手が触れないように、熱の伝わりにくい樹脂製ハンドルベースを採用しています。
少し力を加えればラッチが解錠するため、軽い力でかんたんに開けられます。
左右一体感のあるデザインはそのままに、右扉からの開閉がひとめでわかるようにしました。
ハンドルの形状は衣服や袖等が引っ掛かりにくい、丸みを帯びた流線形。左扉のハンドルは隙間がないため、より安心です。
断熱材を豊富に使用し、運転音を低く抑えました。
1カゴ30kg相当の荷重に耐えられます。滑りがよく、カゴの出し入れもスムーズにおこなえます。
棚ピッチを24.5mm単位で細かく調節でき、庫内スペースを有効に活用できます。
デジタル表示を見ながらボタンを操作するだけで、庫内温度と運転時間を設定できます。
庫内温度・残り時間表示部に、それぞれ保管庫の運転状況・異常発生を表示します。作業者が交代した場合も、現在の状態がすぐにわかります。
[スタート/ストップ]ボタンを押してから設定された時間後に運転をはじめる「オートスタート機能」を搭載しています。
温度と時間を自由に設定できる「標準コース」に加え、さらに別の設定が可能な「プログラムコース(P1/P2)」も装備。収納物の種類や量にあわせて、3つのコースをあらかじめ登録できます。
複数の保管庫を使用する際は、システム運転がおすすめです。複数台分の電源容量が確保できない場合でも、1台分で対応することができます。※電源は各機械ごとに必要となります。
保管庫を専用ケーブルで接続することで、
1の運転が終了すると、2の運転がはじまります。
※システムの組み方を変えて、1ヵ所のスタートボタンで全台同時に運転開始させることも可能です。(電源容量は全台分必要です)
A機から順番に最後まで運転します。
いずれかのスタートボタンを押せば、循環して全ての機械が運転します。
通常は1電源ごとにそれぞれのスタートボタンを押して運転を開始しますが、システム配線を組むことで運転方法を変更できます。