小規模事業者・飲食店など
シンプルな手順で
ポイントをしぼった衛生管理を
おこないます。

小規模事業者・飲食店に求められる
「HACCPの考え方を
取り入れた衛生管理」とは?
管理の手順やチェックポイントを省略し、シンプルにした衛生管理です。
- HACCPの土台となる一般的衛生管理
- 食品事故の危険性が高い工程の重要管理

「一般的衛生管理」のポイント
施設や従業員など製造環境についてそれぞれ計画を策定します。
原材料
●納品時の状態
●保管時の温度 など
施設・店舗
●交差汚染防止
●器具やトイレの洗浄・消毒
●害虫やネズミなどの駆除 など
調理従事者
●手洗いの徹底
●衛生的な作業着の着用
●体調チェック など
「重要管理」のポイント
メニューを調理方法に応じて3つのグループに分けて管理します。
食品にとって10~60℃の温度帯は、有害な微生物が増殖しやすくなる「危険温度帯」。そのため、原材料や調理品がどれだけ長くこの温度帯にあるか、また調理時にどんな温度変化をするかで、危険度や必要な対策も大きく異なります。「重要管理」では、メニューを調理方法に応じて3つのグループに分けて管理します。
グループごとに注意するポイントを確認

調理から提供までの温度変化の違いに注目すると、たくさんあるメニューも、3つのグループに分けることができます。 グループごとに危険な要因を見つけて管理しましょう。
注意が必要なのは「危険温度帯」!

微生物が増えやすい10~60℃は「危険温度帯」と呼ばれています。また、中には低温でも増えてしまう細菌がいるので、5~10℃も要注意温度帯です。原材料の保管から調理、提供までの間で、どの工程でこの温度帯になるかがわかれば、対策も見えてきます。
加熱調理工程がなく、殺菌することができないため、微生物をつけないこと、増やさないことが基本!

対策
・食材の殺菌
・冷蔵庫の温度チェック
・他のグループの原材料と同じ
冷蔵庫で保管しない
・器具器材の洗浄・除菌の徹底
・手洗いの徹底 など
加熱が不十分だと、微生物が生き残ってしまう危険あり!

対策
・冷蔵庫の温度チェック
・十分な加熱の温度と時間の把握
・調理時の温度管理
・手洗いの徹底 など
冷却はすばやく! ゆっくり冷ますと、加熱しても死なない細菌が爆発的に増加する危険あり!

対策
・加熱調理後のすばやい冷却
・十分な加熱の温度と時間の把握
・調理時の温度管理
・手洗いの徹底 など