真空冷却×マイクロ波で、
解凍の常識を一新する。
特長をわかりやすく動画で解説!
真空マイクロ波解凍とは
マイクロ波で食材内部まで加熱しつつ、真空冷却で食材の表面温度を下げながら解凍するホシザキ独自の解凍技術。
食材内部と表面の温度差を一定に保つことで、解凍ムラを抑えて、おいしさをキープします。
解凍運転イメージ

マイクロ波加熱

マイクロ波が食材内部に入り込み、食材自体の水分子を振動させて加熱します(中心部の加熱量はマイクロ波の減衰で弱くなる傾向があります)。

真空冷却

真空引きに伴う減圧によって、食材表面の氷や霜が一気に水蒸気となる昇華現象がおきます。この時発生する昇華熱※によって、食材の表面を冷却します。
※ 昇華熱…固体が気体に変化するときに吸収される熱量
従来解凍

温塩水解凍後の細胞組織
温塩水解凍、自然解凍、冷蔵庫解凍、流水解凍では、解凍時に細胞破壊によるドリップ流出が起こりやすくなります。
従来解凍

真空マイクロ波解凍後の細胞組織
冷やしながら温める相反する作用で解凍することにより、細胞の破壊が少ない急速解凍が可能になります。
真空マイクロ波解凍機の特長
まずは解凍後の違いを動画でチェック!
5つのメリット
Merit 01
食材の品質を保つドリップ抑制
ドリップ量の比較

温塩水解凍
マグロ 解凍後18時間経過

真空マイクロ波解凍
マグロ 解凍後18時間経過

流水解凍
赤エビ 解凍後18時間経過

真空マイクロ波解凍
赤エビ 解凍後18時間経過
Merit 02
作業効率につながる短時間解凍
解凍時間の比較

冷蔵庫解凍
しらす 約12〜24時間

真空マイクロ波解凍
しらす 約20分
※しらす1kgの場合

温塩水解凍
マグロ 約2時間

真空マイクロ波解凍
マグロ 約40分
※マグロ(赤身さく)5kgの場合
Merit 03
食感や旨みを損なわずおいしさキープ
解凍時の細胞破壊を抑えるため、旨み成分のドリップ流出や食感の低下が起こりにくく、食味を維持することができます。

Merit 04
均一解凍で切りやすさ向上
食材の表面と中心の温度差を抑え、ほぼ同じ硬さにできるため、包丁が入りやすく手指の切創リスクが低減します。また、半解凍状態で仕上げるので、すぐに切ることができ、身が崩れることなくきれいにカットできます。

Merit 05
作業のムダを減らしてオペレーションを合理化
解凍機を使用しないオペレーション

POINT
解凍作業に時間がかかるため、開店前に作業が集中。また、解凍した食材を売り切らないと食品ロスとなってしまいます。
解凍機を使用したオペレーション

POINT
短時間で効率よく解凍できるため、開店前に必要分だけ解凍し、残りは営業中に順次売れ行きに合わせて準備ができます。
解凍時間のめやす(マグロ赤身・さく)
凍結物質量 | 1kg | 2kg | 5kg |
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解凍時間 | 約20分 | 約30分 | 約40分 |
※解凍レベル標準、冷凍保存温度−40℃の場合
さまざまな活用シーン
おすすめ食材
マグロ、カツオ、ホタテ、赤エビ、しらす、魚卵、カニなど
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スーパー
刺身用のブロックや各種魚介類などを加工しやすい状態にスピード解凍。
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寿司店
おいしさだけでなく見た目も重視されるマグロのお寿司も発色のよい状態で提供。
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鮮魚店
解凍時のドリップ流出による食材の劣化が抑えられ、高品質な海産物の販売が可能に。
おすすめ食材
タン、カルビ、ハラミなど
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焼肉店
カット作業しやすい硬さに短時間で解凍。また、適量を解凍し食品ロスを削減。
操作はシンプルで誰でも使いやすく
わかりやすいタッチパネル
タッチパネル方式のシンプルな画面で、直感的な操作が可能。また、解凍完了までの残り時間めやすもひと目で確認できます。


スタートしたらあとはおまかせ
解凍手順
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01 凍結物を収納し扉を閉める
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02 凍結物の重量を設定
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03 解凍レベルを設定(仕上がり具合)
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04 スタートボタンを押す
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05 解凍運転中(残り時間めやす表示)
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06 解凍完了、解凍物を取り出す
解凍完了をブザーでお知らせ
POINT
解凍仕上がり判定は機械が自動で判断します。そのため解凍中は他の作業に専念できます。
食材に合わせて設定できる
解凍レベル設定めやす
※仕上がり具合は、食材の個体差や収納量により異なりますので、事前に解凍品質を確認してください。

POINT
マイクロ波解凍は、赤身より脂身の方が加熱されやすいため、「赤身多い⇒+レベル」「脂身多い⇒-レベル」をめやすに設定します。