Presented by HOSHIZAKI

ARCHIVE

知識・ノウハウ

冷蔵庫や冷凍庫が冷えない原因4選 庫内の温度を適温に保つ方法を解説

2024.09.26
  • 冷蔵庫
  • 冷凍庫
  • 冷凍冷蔵庫
  • 温度管理

食材の保存に欠かせない冷蔵庫や冷凍庫は、飲食店事業者にとって欠かせないものです。

しかし、「庫内の温度が下がらない」「食材が溶けてしまった」などのトラブルを経験された方も多いのではないでしょうか。

庫内が冷えない場合、原因を見極めたうえで対策することが大切です。

今回の記事では、冷蔵庫や冷凍庫が冷えない原因とともに、庫内の温度を適温に保つ方法について解説します。

 

冷蔵庫や冷凍庫が冷えないおもな原因4選

 

冷蔵庫や冷凍庫が冷えない場合、以下のような原因が考えられます。

 

  • 扉が正しく閉まっていない
  • 扉の開閉頻度が高い
  • コンプレッサーが故障している
  • 電源が抜けている

 

それぞれの原因について詳細をまとめたので、ぜひご確認ください。

 

扉が正しく閉まっていない

冷蔵庫や冷凍庫の扉が閉まりきっていない場合、冷気が外へと逃げるだけではなく、庫内に暖かい外気が入ってしまうので、適温が保てなくなります。急いでいるときなどは、食材を取り出したあとに閉め忘れるケースが多いため、注意しましょう。

また、扉のパッキンの汚れ・破損が原因で、扉がきちんと閉まらない可能性があります。冷蔵庫や冷凍庫が冷えない場合は、パッキンの状態も必ずチェックしてください。

 

扉の開閉頻度が高い

冷蔵庫や冷凍庫の扉がしっかり閉まる状態でも、扉を開ける頻度が多い場合には、その分だけ冷気が逃げて外気が入り込むので、庫内の温度は上がってしまいます。開閉頻度が少なくても、扉を開けている時間が長ければ同様です。

少し開閉頻度が高く、時間が長いと感じる程度であっても、庫内の温度に大きな影響を与えている可能性があります。

扉の開閉頻度をできるだけ抑えつつ、食材を素早く取り出すことが大切です。

 

コンプレッサーが故障している

「コンプレッサー」は庫内を冷却する冷媒を冷やす機器であり、冷蔵庫や冷凍庫の心臓部分です。コンプレッサーが故障すると冷却力もなくなってしまうので、冷蔵庫や冷凍庫としての役割を果たせなくなります。

本体から異音がして、なおかつ扉を開けても異音が鳴り止まない場合、コンプレッサーが故障している可能性が高いでしょう。その場合には、速やかに販売会社に連絡してください。

 

電源プラグが抜けている

冷蔵庫や冷凍庫は24時間いつでも稼働させるものなので、電源プラグは差しっぱなしが基本です。しかし、何かの拍子で電源プラグが抜けてしまい、冷却できていないケースも少なくありません。

触れる機会が少ない分、電源プラグの抜けは見落としやすいので、しっかり確認しましょう。

 

庫内の温度を適温に保つ方法

 

庫内の温度を適温に保つためには、以下のような方法を実践しましょう。

 

  • 庫内を整理整頓する
  • パッキンの状態をこまめに確認する
  • 電源プラグの状態や温度設定を定期的にチェックする
  • 食材で冷気の吹き出し口を塞がない
  • 異常を感じたら、すぐに販売会社に相談する

 

こちらも詳細を解説します。

 

庫内を整理整頓する

冷蔵庫や冷凍庫に食材を詰め込みすぎると、扉がきちんと閉まらない、食材を取り出す際に時間がかかるといった事態になり、冷却効率が悪くなってしまいます。素早く食材を取り出すためにも、食材の量を調整したうえで、庫内をこまめに整理整頓することが大切です。

 

  • 食材の種類に合わせて位置を決める
  • よく使うものは手前に置く
  • 料理ごとに必要な食材をまとめる

 

このように整理整頓を徹底すれば、扉の開閉頻度と時間を減らせるので、庫内の温度も上がりにくくなります。

 

パッキンの状態をこまめに確認する

パッキンの劣化は、確認不足が起きやすい部分です。日頃から状態をチェックしつつ、その都度対策を講じることが重要といえます。

パッキンは汚れていたらすぐ拭き取り、割れや欠けがあった場合には、速やかに販売会社に連絡してください。

 

電源プラグの状態や温度設定を定期的にチェックする

電源プラグの差し込み具合やコンセントの配線、冷蔵庫や冷凍庫の温度設定などは見逃しやすいポイントなので、定期的にチェックする必要があります。問題を一つでも見逃していると、庫内の温度上昇につながりかねません。

また、冷蔵庫や冷凍庫の設置場所にも注意が必要です。以下のような場所に置くと、冷却力が落ちてしまう可能性もあります。

 

  • 発熱器具(コンロなど)のそば
  • 直射日光が当たる

 

食材で冷気の吹き出し口を塞がない

冷気の吹き出し口が塞がっていると、庫内の冷気が循環しにくくなるので、当然ながら冷えも悪くなってしまいます。あらかじめ庫内のどこに吹き出し口があるのかをチェックしたうえで、塞がないよう適量の食材を入れることが大切です。日頃から吹き出し口付近の状態を確認しましょう。

 

異常を感じたら、すぐに販売会社に連絡する

冷蔵庫や冷凍庫から異音が聞こえるなど、明らかな異常が見られる場合は早急に販売会社に相談してください。

特に飲食店の場合、冷蔵庫や冷凍庫が冷えなくなると業務に多大な影響が生じます。食中毒事故など深刻なトラブルにも発展しかねないため、少しでもおかしいと感じたら販売会社に問い合わせましょう。

早い段階で修理などのスケジュールを決めておけば、食材ロスの防止にもつながります。

 

まとめ

冷蔵庫や冷凍庫が冷えない原因はさまざまですが、「扉がきちんと閉まっていない」「電源プラグが抜けている」など、初歩的なミスが原因になっているケースも少なくありません。そのため、冷蔵庫や冷凍庫の内外をよく見直して、必要な対策を講じることが大切です。

対策しても庫内の温度が下がらない場合、早めに修理もしくは買い替えを検討しましょう。

ホシザキでは、冷却力、耐久力、省エネ性能に優れる業務用冷蔵庫や冷凍庫を販売しています。サイズやタイプのバリエーションも豊富なので、ぜひ以下のページでご確認ください。

ホシザキの冷凍冷蔵機器(業務用冷蔵庫・冷凍庫)

 

PRODUCT 関連製品

CONTACT

WEBでのお問い合わせ・資料請求 カタログ・資料請求
電話でのお問い合わせ・資料請求

お近くの営業所検索