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業務用冷蔵庫の設置方法とは?搬入時の注意点や設置場所についても解説
2024.10.17- 冷蔵庫
- 冷凍庫
- 冷蔵冷凍庫
業務用冷蔵庫を購入する場合、設置場所を念頭に置いたうえで製品を選ぶ必要があります。設置場所によって冷蔵庫の冷却効率や電気代、スタッフの動線などが変わってくるためです。
また、業務用冷蔵庫は店舗内に運び込まなければならないので、搬入方法や設置方法もセットで考えなければなりません。
今回の記事では、業務用冷蔵庫の設置に関する基礎知識、搬入時の注意点や設置場所で求められる条件について詳しく解説します。業務用冷蔵庫を新しく購入しようと考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
業務用冷蔵庫|搬入の際の確認ポイント

業務用冷蔵庫の設置スペースを確保しても、厨房まで搬入できなければ意味がありません。そのため、業務用冷蔵庫を購入する際には、あらかじめ搬入経路を確認したうえで、搬入できる製品を選ぶことが大原則です。
特に新規開業や店舗移転の場合、実際に店舗まで足を運んでチェックする必要があります。購入後に搬入できないことが判明した場合、オープンのスケジュールに悪影響が生じかねません。
搬入経路における確認ポイントは、以下の6つです。
- 搬入口
- 通路
- 階段・エレベーター
- カウンター
- ドアの開閉
搬入口
業務用冷蔵庫の搬入経路を測定する際には、最初に「搬入口」をチェックしましょう。そもそも入口や勝手口といった搬入口に入らなければ、店舗内への搬入は不可能です。
搬入口以外にも当てはまることですが、冷蔵庫のサイズだけではなく、人が通るためのスペースも考慮して測りましょう。
通路
通路は幅や高さに加えて、曲がり角や障害物の有無もチェックしなければなりません。
階段・エレベーター
階段については寸法や形状、手すりの幅などをチェックする必要があります。
エレベーターで搬入できる場合は、エレベーター内部の寸法も要チェックです。
カウンター
店舗内にカウンターがあり、なおかつカウンター越しに搬入しなければならない場合、高さや構造をチェックしておきましょう。
ドアの開閉
業務用冷蔵庫のドアを開閉しづらい場所に設置すると、業務に悪影響が生じかねません。そのため、ドアの開閉方向や大きさを踏まえて、スムーズに開閉できるかどうか確認する必要があります。
業務用冷蔵庫の設置場所の条件とは?

業務用冷蔵庫の正しい設置場所を選ぶにあたって、求められる条件は以下の4つです。
- 熱気や直射日光を避けられる
- 濡れてもよい床
- 水平・頑丈な床
- 動線を妨げない
熱気や直射日光を避けられる
他の厨房機器から発せられる熱気や直射日光が当たると、業務用冷蔵庫本体が必要以上に熱を持ってしまい、冷却機能の低下につながります。そのため、発熱機器(コンロなど)や窓の光が差し込む場所には設置しないことも大切です。
また、設置場所が良くても厨房自体の温度が高いと、庫内は冷えにくくなってしまいます。空調の設定温度を下げるなどして、厨房の環境にも配慮しましょう。
濡れてもよい床
梅雨など湿気が多い時期は、業務用冷蔵庫本体に付着した露が落ちて、床が濡れやすくなります。また、ドレンホースが詰まるといった不具合によって、水漏れが起こることもあります。
濡れてもよい床に冷蔵庫を設置しておけば、万が一床が濡れてしまっても、被害を抑えられるでしょう。
水平・頑丈な床
業務用冷蔵庫の設置場所は、水平かつ頑丈な床を選んでください。床が傾いている場合、地震による転倒や落下のリスクが高くなるからです。また、据え付けが不安定だと、振動や騒音の原因となる可能性もあります。
安定した設置場所に据え付けるとともに、金具などでしっかり固定すれば、転倒や落下などを防げるようになるため、事故防止にもつながるでしょう。
動線を妨げない
業務用冷蔵庫を設置する際には、厨房で働くスタッフの動線を意識することも大切です。動線を妨げるような場所に設置すると、スタッフの業務効率が低下してしまいます。
厨房全体のレイアウトやスタッフの人数、厨房からのホールへの視点などを踏まえつつ、スムーズな動線を検討しましょう。
まとめ

業務用冷蔵庫は非常に重量があるものです。「どこに設置するか」「どのように運び込むか」という点をじっくり考慮し、実際に搬入・設置できる製品を選ぶことが大切です。
搬入経路に関しては、たった数mm足りないだけでも搬入できない可能性があるため、正確に測定しなければなりません。トラブルを避けるためにも、まずは製品を選ばれる際にはホシザキ販売会社に相談することを推奨します。
ホシザキの業務用冷蔵庫は、設置条件に合わせて選べる充実のラインナップがそろっています。設置や搬入でお悩みの方も、まずは一度お問い合わせください。