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業務用冷蔵庫の選び方とは?6つのポイントを解説

2024.10.31
  • 冷蔵庫
  • 冷凍庫
  • 冷蔵冷凍庫

業務用冷蔵庫は大容量かつ耐久性に優れているため、飲食店を運営するうえで欠かせない厨房機器です。しかし、業務用冷蔵庫にはさまざまな種類があるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

業務用冷蔵庫の購入を考えている場合、あらかじめ選び方のポイントを把握しておくことが大切です。

今回の記事では、業務用冷蔵庫の種類を踏まえつつ、業務用冷蔵庫を選ぶ際にチェックすべき6つのポイントについて解説します。

 

業務用冷蔵庫には「タテ形」と「テーブル形」がある

業務用冷蔵庫と一口にいっても多種多様ですが、形状について大きく分けると「タテ形冷蔵庫」「テーブル形冷蔵庫(コールドテーブル)」の2種類があります。

店舗に合った製品を選ぶためには、両者の特徴やメリットを基礎知識として押さえることが大切です。

 

タテ形冷蔵庫

タテ形冷蔵庫は、縦長の形状でドアが上下に付いている業務用冷蔵庫です。2ドア・4ドア・6ドアのタイプがあります。一般的に業務用冷蔵庫というと、家庭用冷蔵庫に近いこちらをイメージする方が多いでしょう。

メーカーからさまざまな製品が販売されていますが、どの製品もサイズの規格に大差はなく、高さは190cm程度、奥行きは65~80cm程度で収まることが一般的です。横幅はドアの数によって異なり、幅60~180cm程度とかなり開きがあります。

2ドアタイプは幅60~75cm程度と比較的スリムで、厨房内の限られたスペースにも設置しやすいことがメリットです。

4ドアタイプは幅90cm~150cm程度と製品によって差があるので、スペースに合わせて選ぶ必要があります。

6ドアタイプは幅150cm~180cm程度と非常に大きいため、広いスペースを確保しなければなりませんが、サイズが大きい分だけ大容量です。

また、ドアの数によって開き方が異なります。2ドアタイプは片開き、4ドア・6ドアタイプは観音開きが主流です。

 

テーブル形冷蔵庫(コールドテーブル)

テーブル形冷蔵庫(コールドテーブル)は、横長の形状でドアが左右に付いている業務用冷蔵庫です。1ドア・2ドア・3ドアのタイプが多く販売されています。

人の腰ほどの高さにステンレス製の天板が付いており、調理台やレンジ台として使えるため、省スペースで利便性が高いことが大きな特徴です。

テーブル形冷蔵庫(コールドテーブル)もサイズの規格はおおむね決まっていて、高さは調理台と同じ80cmで統一しているメーカーがほとんどです。横幅は90cm~210cmとドアの数によって変化しますが、奥行きは60cm~75cm程度で収まります。

 

業務用冷蔵庫の選び方|6つのポイントを解説

業務用冷蔵庫を選ぶにあたり、チェックすべきポイントは以下の6つです。

 

  • サイズ
  • 容量
  • 省エネ性能
  • 機能
  • 清掃のしやすさ
  • 電源

 

サイズ

業務用冷蔵庫をせっかく購入しても、設置できなければ意味がありません。そのため、サイズは最重要ポイントといえるでしょう。

実際に業務用冷蔵庫を選ぶ際は、製品の外形寸法(幅×奥行き×高さ)はもちろん、設置スペースの面積や搬入経路も確認する必要があります。

また、厨房内の動線を意識しつつ、無理なく設置できるサイズを選ぶことも大切です。厨房機器の配置や厨房スタッフの人数、冷蔵庫のドアの開閉に必要なスペースなどにも配慮しましょう。

 

容量

店舗によって取り扱う食材の種類や量はそれぞれ異なるので、業務用冷蔵庫の容量もそれに合わせて選ぶ必要があります。家庭用冷蔵庫の2倍近い容量(1,000~1,600L以上)を誇る製品もありますが、容量が大きいほどサイズや消費電力も増えるため、適切な容量を選ぶことが大切です。

 

省エネ性能

業務用冷蔵庫は基本的に24時間休みなく稼動するため、省エネ性能も重視すべきポイントです。消費電力が少し違うだけでも、長期間稼動させると電気代にかなりの差が出てきます。

そもそも業務用冷蔵庫は頻繁に買い替えるものではないため、長期的に考えると省エネ性能に優れる製品を選んだほうが、結果的にコストを削減できる可能性が高まります。

 

機能

業務用冷蔵庫は機能によって使い勝手が大きく変わるため、入念にチェックすべきポイントです。冷蔵機能だけの製品、冷凍機能だけの製品、両方を併せ持つ製品など、基本的な機能だけでも種類が分かれます。

また、両開きのパススルータイプ、内部が見えるガラス扉タイプなど、他にもさまざまな種類があります。テーブル形冷蔵庫の場合、天板がシンクになっている舟形シンクタイプ、引き出しにホテルパンが入るドロワータイプなど、さらにバリエーションが豊富です。

食材や業種に合わせて、必要な機能を備えた製品を選びましょう。

 

清掃のしやすさ

業務用冷蔵庫は頻繁に開閉することもあり、庫内やドアが汚れやすいので、こまめに清掃しなければなりません。そのため、清掃がしやすいかどうかも重要なポイントです。

例えば、収納スペースがシンプル・フラットな構造だと、清掃の手間がかからないので、庫内を清潔に保ちやすくなります。また、ハンドル部分の形状やフィルター交換のお知らせ機能なども要チェックです。

 

電源

業務用冷蔵庫の電源は、大きく分けると「単相100V」と「三相200V」の2種類です。前者は一般的な家庭用コンセントで使えますが、後者は特殊なコンセントに差し込まなければならないので、電気工事を要するケースがよく見受けられます。

一方、三相200Vは電気代を抑えやすいメリットもあるので、それも踏まえて検討しましょう。

 

まとめ

業務用冷蔵庫は複数のタイプがあり、それぞれ特徴やメリットが異なります。当然ながら店舗や業態によって向き不向きがあるので、一概に「これを選んでおけば正解」と言い切ることはできません。

しかし、取り扱う食材や設置スペースの面積を踏まえつつ、サイズ、容量、機能といったポイントを確認すれば、選ぶべき製品のイメージは見えてくるでしょう。

ホシザキでは、飲食店の多様なニーズに応えられるよう、バリエーション豊かな業務用冷蔵庫を販売しています。どの製品も高精度な温度管理が可能であり、なおかつ耐久性や清掃性にも優れているため、コスト削減や業務効率化に貢献します。

各製品の詳細は以下のページで紹介しているので、ぜひご確認ください。

 

 

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