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【愛媛発】いちごマムのレッドパール:樹上完熟させるから香りも甘さもマックスに。あふれる果汁でほっぺがキュンッ!

甘みも香りも上品で色鮮やか 「いちごマムのレッドパール」

「レッドパール」は、甘みと酸味のバランスが良い「とよのか」と、大きくて濃厚な味わいを持つ「アイベリー」を交配させた、愛媛発祥のいちご品種。「いちごマム」では、日照時間の長さと西日本最高峰の石鎚山を水源とする「うちぬき」を活かし、このレッドパールのみに絞り込んで栽培方法を追究しています。一番おいしい状態で届けたいと、収穫は樹上完熟させてから。農薬に頼らず育てているので、洗わずそのまま食べても安心です。また、味わいはもちろん、美しい色合いがスイーツや料理で映えると、プロからも高く評価されています。

【愛媛発】レッドパール

レッドパール化粧箱入り
5,000円(税・送料別)

「レッドパール」を使ったレシピはこちら


物心ついた時から、いちご道まっしぐら

物心ついた頃から実家のいちご栽培を手伝い、いちご道を歩み続けている築山隆明さん。20年前に独立した当時も愛媛生まれのレッドパールを栽培していましたが、逆輸入された外国産のB級品が国内に出回り、レッドパールの評判はガタ落ちに。所属していたグループの方針に従い、一時は栽培を断念しましたが、レッドパールが持つポテンシャルに賭けてみたいと、グループを脱退。安定的な収入が途絶え、手っ取り早く観光農園にする選択肢もありましたが、地道に販売ルートを開拓する道を選択しました。自分の手で大切に育て、出荷するまで見届けなければ意味がないと考えたからです。

いちごの醍醐味は樹上完熟にあり

いちごは収穫した時点から軟化が始まります。なるべく長く販売できるよう、青いうちに収穫し、流通過程で赤くなったものを店頭に並べるのが一般的。しかし、樹上でしか熟さないいちごを早摘みしてしまっては、本来の甘さや香りを引き出すことができません。このやり方に疑問を抱いた築山さんは、めいっぱいおいしさを開花させる樹上完熟へ舵を切りました。11月下旬から翌年4月まで、毎日いちごとにらめっこを繰り返し「もういいよ」と訴えかけてくるものだけを収穫。傷がつかないよう、まるで宝石のように扱っています。

土耕の高設栽培にすることで、果実がよくしまり、ミツバチたちが交配をしやすくなる。また、大雨などで浸水した際も、この方法なら被害を最小限に抑えることが可能。
土耕の高設栽培にすることで、果実がよくしまり、ミツバチたちが交配をしやすくなる。また、大雨などで浸水した際も、この方法なら被害を最小限に抑えることが可能。

取材した11月後半は、ようやく収穫が始まった時期。収穫と摘果や摘芯が同時進行で行なわれていた。年が明けるといよいよレッドパールの最盛期を迎える。 取材した11月後半は、ようやく収穫が始まった時期。収穫と摘果や摘芯が同時進行で行なわれていた。年が明けるといよいよレッドパールの最盛期を迎える。


ハウス内の温度と湿度を活かし、バナナやパパイヤ、ドラゴンフルーツなどを栽培。今後はこちらも商品化していく予定。
ハウス内の温度と湿度を活かし、バナナやパパイヤ、ドラゴンフルーツなどを栽培。今後はこちらも商品化していく予定。

食虫植物の栽培、捕虫用のプレートの設置、3000もの駆除用LEDライトを照射するなど、農薬へ頼らない害虫対策に余念がない。
食虫植物の栽培、捕虫用のプレートの設置、3000もの駆除用LEDライトを照射するなど、農薬へ頼らない害虫対策に余念がない。

もぎたてのおいしさを氷温貯蔵でキープ

300坪と400坪のハウス2棟に実るいちごを、築山さん夫妻とパートさん1人で収穫するため、繁忙期にはどうしても発送が追いつきません。何とかもぎたてのおいしさを、より多くの方に届けられないかと考えていた時、出会ったのが氷温貯蔵でした。氷温とは0℃からいちごが凍り始めるまでの温度領域で、氷温貯蔵すれば樹上完熟したままの鮮度を約10日間もキープできます。しかも貯蔵中に細胞内へ糖分が蓄えられ、さらに甘くなるメリット付き。これによってベストな状態で出荷できるようになりました。

農薬に頼らず、自然の力にゆだねる

いちごは果皮ごと口へ入れるフルーツです。子供たちにも安心して食べてもらいたいと、安全な栽培方法を徹底研究。バクテリアを活かした土づくりにこだわり、花が咲いてからは一切農薬を使いません。当然、害虫や病気の魔の手が忍び寄り、日々対策に追われています。葉を食い荒らすハダニの天敵をハウス内に放したり、食虫植物の栽培や免疫力をつける納豆菌の散布など、有効と思われるものは手当たり次第なんでも実施。健康な土づくりが評価され、自然環境農法の認定も受けました。農薬に弱いミツバチが、ハウス内でせっせと受粉の働きをしていることも、無農薬栽培の証です。


有名になることの喜びと葛藤

樹上完熟したレッドパールのおいしさが口コミで広がると、全国ネットのテレビ番組にも取り上げられるようになりました。すると日本全国のいちご好きが究極のいちごを決定する「ストロベリーラヴァーズ第1回東京国際苺博覧会」で見事1位を獲得。これによってさらに注目を集めましたが、逆に頭を抱える事態に…。レッドパールが再び脚光を浴びて栽培農家が急増し、全く違う方法で栽培したものと混同されてしまったのです。「そうでもなかったね」という声が多数耳に入り、築山さん夫妻は愕然。テレビに出ない方が良かったのか、自分たちのやり方が本当に正しいのか、しばらく思い悩む日々が続きました。

「一番おいしかった」に支えられて今がある

やりきれない思いを抱える中、消費者から寄せられた一通の便りにハッとしたそうです。「『今まで食べた中で一番おいしかったです。来年も楽しみにしています』という温かい言葉をいただいて、自分が進むべき道は、おいしいものを作って届けることであり、何も迷うことはないと確信したんです」と築山さん。今は自称「いちごバカ」に徹し、日々幸せをかみしめながらいちごと向き合っていると言います。取材の終盤、真っ赤に熟して重たげにぶら下がっているレッドパールを一粒いただきました。口に含むとその芳醇な味わいに思わず感嘆!築山さんへ視線を移すと、メガネの奥でゆるやかな弧を描いた眼差しが、嬉しそうにこちらを見つめていました。

アイベリーの遺伝子を受け継ぎ、大きいものは100グラムを超える大きさに成長。樹上完熟させたもぎたてレッドパールは、いちごの概念を変えるおいしさだった。
アイベリーの遺伝子を受け継ぎ、大きいものは100グラムを超える大きさに成長。樹上完熟させたもぎたてレッドパールは、いちごの概念を変えるおいしさだった。

レッドパールのピュレをパンケーキの生地に混ぜ込み、ソースにも使用。果肉の中心近くまで赤いため、鮮やかな色合いが楽しめるのも魅力のひとつ。
レッドパールのピュレをパンケーキの生地に混ぜ込み、ソースにも使用。果肉の中心近くまで赤いため、鮮やかな色合いが楽しめるのも魅力のひとつ。


※掲載の内容は、2016年11月現在のものです。