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No.121005-01
2012年10月5日

ホシザキ電機株式会社

ホシザキ製ノンフロン製氷機 地球温暖化防止大賞を受賞

 ホシザキ電機株式会社(代表取締役社長:鈴木幸彦 本社:愛知県豊明市 東証・名証一部上場)はこのたび、欧州にて製造販売しているノンフロン製氷機において、日刊工業新聞殿主催のオゾン層保護・地球温暖化防止大賞を受賞いたしました。

 現在、製氷機には冷媒として主にHFC(※1)類が使用されておりますが、オゾン層を破壊する性質はないものの、地球温暖化の懸念があるとされています。当社では2009年度より業界に先駆けて欧州にてHFCを用いず、自然冷媒(R290 ※2)を用いた製氷機の製造・販売を開始いたしました。冷媒充てん量もHFCは約600g程度が必要ですが、R290では約150gに抑えることが可能となり、冷媒に起因する地球温暖化への影響を大幅に減らす事ができました。加えてR290は冷媒としての熱力学的な特性に優れ、HFCに比べて30%程度消費電力を削減でき、電力消費に起因するCO2排出量も抑制することができます。こうした特質に加え、当社ノンフロン製氷機の販売台数も順調に伸びていることから、製品の特性、及び市場への普及を通じた地球温暖化防止の活動が評価されました。

 私達は、今後とも自然環境保護への継続した取り組みを企業の社会的責任として受止め、より良い地球の未来のために環境に配慮した製品提供等、事業を通じた社会貢献を果たしてまいります。

ノンフロン製氷機
ノンフロン製氷機
FM-480AKE-HC

※1 HFCとは:オゾン層破壊の原因となる塩素を含まないフロン類の総称。オゾン層保護の観点から近年広く使用されるようになったが、強い地球温暖化の性質があるとされています。

※2 R290とは:ハイドロカーボン系の冷媒(プロパン)で、炭素と水素からなる自然冷媒。可燃性の性質があるものの、地球温暖化への影響が極めて少なく、冷媒としての効率も非常に良いとされています。